オンラインキッチンの可能性

コロナウィルスにより今までの「普通」が変わり行く中で、飲食店のみではなく様々な業種が大変厳しい状況というのが実情と思います。そんな中で、とある知り合いから声をかけていただき、オンラインキッチンという試みに挑戦してみて感じた事、そしてその可能性を記してみたいと思います。
このコロナ禍の中でLykke cafeができる事はなんだろう?と考えていた中。
「オンラインキッチンやってみませんか?」と連絡をいただきました。
初めて言われたときは「なにそれ?」というのが正直な感想でした。
このオンラインキッチンのコンセプトは
世界中のお店の常連さんになろう
とびきり美味しいお店。行くと元気になるお店。刺激を与えてくれるお店。大好きなお店。
日本中、そして世界中には、素敵な飲食店がたくさんあります。#オンラインキッチンは、そんなお店と自宅のキッチンがつながるライブセッションです。
あの店の人気メニューを、料理人の隣で一緒につくりましょう。そこで生まれるお店との『新しい関係』を体験してください。
そんなコンセプトで始まったサービスでお客様のお家とお店がオンラインで繋がり、乾杯から始まり料理を一緒に作っていくというサービスは今の時代ならではともいえます。
まずは「実際体験してみては?」との事で参加したのが、
様々なメディアに取り上げられる
東京都渋谷区sioの鳥羽周作さんと一緒に作る明太子パスタ&ほっけパクチー
食材を各自準備をして、初めてのオンラインに戸惑いながらも鳥羽さんのリードの元始まったオンラインキッチンは終始和やかな雰囲気で、最初は戸惑いながらも鳥羽さんの問いかけに答えながら、みんなで作る料理はだんだんと一体感を帯びてきます。
パソコン越しに見る初めてお会いする様々な職業の方々が質問を投げかけたり、料理教室とは少し違うパソコン越しに人と人が料理を媒体に繋がる。
なんとか作り終わり、実際にみんなで一緒に食べてみると「とっても美味しい!」知らなった知識や、新たな発見、シェフの想いや人となりを聞きながら食べるパスタとホッケは予想以上に楽しい贅沢な食事になりました。
そしてもう一件参加したのが
熊本県天草の Picasso松田さんとつくるスパイシーハンバーグとラタトゥイユ
こちらには石村ではなく普段料理をほとんどしない男性二人で参加したのですが、素人が作ったとは思えない驚くほど美味しいハンバーグとラタトゥイユが出来上がりました。
なかなか男性は料理教室への門は叩きづらいのではないかと思いますが、男性参加者も以外と多く、普段お世話になっている家族へ作る事でその後にもプロ直伝のとっておきの逸品を習得できると考えると、とても有意義な時間でした。
この経験を元に不慣れながら実際、Lykke cafeでもオンラインキッチンにて普段から提供している苺を焼き込んだケーキ「ヨードグップスカーカ」のカップケーキと「苺のソース」を一緒に作りました。(途中で苺のバラのデモンストレーションなども挟んだりもしました)
日本全国から当店を知らない方にも参加していただいて、お客様の人柄にも助けられ終始和やかな雰囲気の中で皆さま素敵なカップケーキが焼き上がりました。
そして、普段はお料理を作らないという方や家族みんなで作ったりと様々な形で成り立つ料理教室は意外とおうちでやっても楽しめるという事に気付かされました。当店のように小さな地方店で料理教室が難しい場合でも開催出来たり、お家で料理とお店の味を楽しむというのはとても豊かなことで、そして料理人側にも「こんな所で技術を感じて貰えるという発見」や「教えることでの気づき」など様々なフィードバックがありました。
次回はこんな風にしたいなと考えていると、6月13日にまたオンラインキッチンを開催させていただける事になりました。今回はLykke cafeがオープン間もない頃にランチメニューで作っていた、北欧風のドリア「キャベツキャセロール」と人参がとても美味しく食べられる「キャロットラペ」の2品を一緒に作ります。
2品ともよくある食材と、手軽なお料理ですが大変好評いただいておりました。
オンラインに苦手意識がある方もスマートフォンやパソコンがあれば以外と敷居が低く気軽にご参加できます。
「おうちで一緒に作る」という事は少し違った感覚で晩御飯を楽しめると思います。
詳しくはこちらより
他にも参加している素晴らしい料理人の方がたくさんいらっしゃいますので是非覗いてみてください。
https://bisyokclub.stores.jp/items/5ecdc3fc34ef015aa305cece